専門性の高い業界で働こう! ~知識と経験を存分に発揮できる仕事をご紹介~

専門スタッフの意識の持ち方

専門職に就くと、専門的な知識を活かしながら業務に携わることになりますが、立場の違いで現場との軋轢が発生することは多々あります。そうなってしまうとお互いの仕事がうまくいかず損をしてしまいます。今回は、そうならないようにいつでもスムーズに業務を進められ、新たに会社に利益をもたらすことが可能になる考え方を紹介します。

専門的な職種に就いている社員は、多くの企業ではスタッフと呼ばれます。スタッフという言葉にはもともと「杖」という意味も含まれます。つまり歩く人の支えとなるものということです。専門職にもまさに同じ役割が求められています。
例えば、工場ラインの効率化を促せば、同時に出荷の方の仕事もさばけます。彼らがスムーズに仕事を進めるためには、現場全体の業務知識が求められます。他の業務内容を知ることで、どのように会社は利益を上げて自分の報酬につながっているのか、彼らが不便に感じていることはなにか、それを自分たちの業務で解決することは可能かという視点をそれぞれが得ることが大切なのです。

近年では、専門的な部署に配属された社員がローテーションで各現場の仕事に従事する仕組みを作っている企業もあります。かつて、経理や法務などのスペシャリストはその業務のみを極めていればいいと言われた時代もありましたが、今はそうはいきません。スペシャリストであっても幅広い知識が求められています。
日常の業務においても、自分の仕事だけに集中するのではなく広くアンテナを立てることが、よりスムーズに業務を遂行していくことに繋がります。